三洋工具は1964年の創業以来、約半世紀にわたり自動車、航空機業界、建設業界という最先端の成長産業を支えるツールを開発、製作してきました。「良いものを創り出したい」という技術者の果敢な意欲と願いを込め、お客様から求められる以上の機能を多様に組み込み、ひとつひとつの製品の限りない可能性を追求しています。
ユーザーとの被削材の研究、加工に適した形状の選択から工程の第一歩は始まります。ユーザーとの緊密な対話、共同作業を通じて高い精度と機能性、耐久力を保持したツールが生み出される。オリジナリティーにあふれた高い技術力維持のみならず、長年にわたるユーザーとの対話から生まれるさまざまなノウハウの蓄積が三洋工具の特色となっています。
人類が初めて道具を手にした時から「削る」「切る」という行為が始まり、やがて文明が生まれました。創造の原点はまさに「削る」「切る」といった作業の中に集約されていると表現しても過言ではないでしょう。技術革新の目覚ましい時代においても、その基本理念は全く変わりありません。三洋工具は「創造」の出発点となる技術を支え、リードする企業として、カッティングツールを通じ常に一歩先の未来を「創造」しています。
超精密加工によるハイ・クオリティーな製品、さらには高付加価値のあるオリジナリティーの高い製品へと企業展開が繰り広げられています。こうした製品を生み出す前段の大きな課題が、高精度カッティングツールの開発です。三洋工具では、こうした企業ニーズを満たすハード面だけでなく、技術者同士のコミュニケーションによるソフト面からもユーザーの潜在的なニーズを引き出すノウハウを養っています。限りない技術の可能性を導き、新たな未来型ツールを創造する技術者集団─それが三洋工具の姿です。